Nine Microphonesのロケハンに行きました。
いい場所が見つかるといいな~。
グラフティ
ヤレた扉と階段
自転車屋
隙間
中央分離帯のソファーとちゃぶ台
寂れた塔
ヤレたガレージ
廃墟
廃車リンカーン
![gen11110610,.jpg](http://subciety.jp/wp-content/uploads/gen/gen11110610%2C.jpg)
雰囲気があって撮影に使えそうです。
カメラマンお気に入りです。
写真の右端に注目して下さい。
突然、
人気のない駐車場に男が現れました。
こちらを見て不敵な笑みを浮かべています。
左手に何かを持っています。
目が合いました。
殺気を感じました。
近づいてきます。
男は無言で窓ガラスを蹴り始めました。
本能が逃げろ!!と叫びました。
ガラスが割れる音がしましたが、
後ろを一度も振り返らずに、
必死で逃げました。
こんな恐怖体験は初めてです。
人に見られてはいけない物を、
隠していたのかもしれません。
ロケハンも命がけです。
Nine Microphonesの SPRING CATALOGは12月中旬~配布します。
![gen11110614,.jpg](http://subciety.jp/wp-content/uploads/gen/gen11110614%2C.jpg)
欲しい方はこちらからお問い合わせください。
http://store.subciety.jp/
過去の恐怖体験『あなたの知らない世界』
http://subciety.jp/wp-content/uploads/gen/2011/02/post-286.html
小学生の頃、
同じクラスのA君とB君の3人で、
自転車に乗って旅に出ました。
どこまでも遠くに行こうと決めていました。
ひたすら走って眠くなってきたら場所を選ぶことなく寝る。
そんな旅です。
2日目の夜に、
真っ暗なトンネルにさしかかりました。
B君は暗闇を怖がっています。
A君が面白がって、
『暗くて危ないから5分毎に順番に入ろう』と言い出しました。
A君、僕、B君の順にトンネルに入っていきます。
光がとどかない、
静寂な闇の中を走ります。
後ろからB君が、
『おーい、まだ~?』と聞いてきます。
B君は完全にビビっています。
10分ぐらい走ると出口が見えてきてやっと辿り着きました。
A君がいません。
僕とB君を脅かそうとして、
『隠れている』と思いました。
しばらくしてB君もトンネルから出てきました。
僕『A君がいない。どこかに隠れている』
B君『・・・・・』闇の恐怖で声が出ないようです。
周りは雑木林に囲まれていています。
A君を探そうと思いましたが、
そのうち飽きて出てくるだろうと思って待っていました。
変わらずB君はビビっています。
15分ぐらい経ったでしょうか、
トンネルの奥から微かに奇妙な声が聞こえて、
B君と顔を合わせました。
声がどんどん近づいてきています。
深夜こんな場所に人がいるはずもない。
2人とも恐怖のあまり混乱し、
足がすくんだまま動けなくなりました。
暗闇からライトも点けていない自転車が『ふらーーっと』出てきました。
A君です。
B君は小便を漏らしました。
谷間の細いトンネルなので迂回する道はなく、
A君が後から出てくるには、
僕とB君とすれ違わなければならないはずです。
A君は念仏にも聞こえる奇声を発しています。
僕『大丈夫?』
A君は髪を振り乱し、
虚ろな目であらぬ方向を見ています。
話しかけても反応はなく
時々、
奇妙な言葉を話すだけ。
B君は泣きだしました。
仕方がなくトンネルから少し離れ、
寝ることにしました。
A君は奇妙な言葉をブツブツと話しています。
B君は寝ました。
翌朝、
A君は変わらず、
目は虚ろで奇妙な言葉を呟いています。
仕方がないので、
帰ろうと来た道を戻り始めました。
トンネルにさしかかる時、
A君が心配になり振り返りました。
トンネルの手前でA君が急に止まり、
意味のわからない奇声をあげました。
その瞬間、
『バサバサバサ!!』と
カラスが舞い降りて来て、
A君の肩に止まりました。
B君は小便を漏らしました。
A君は正気に戻りませんでした。