NineMicrophonesはKが作った皆の遊び場だった。
Kは俺に言葉集をくれた。
俺はそれを元にデザインを考えた。
Kは喜んでくれた。
俺達は酒を飲んで、
笑ってばかりいた。
俺は危なっかしいKの傍に居るのが楽しかった。
常に危険と隣り合わせの日常は俺にとっては最高だった。
Kが死んで、
目的を失った。
俺はKを守るために傍に居た。
一緒に酒を飲んで、
無邪気なKが喜ぶ顔が見たかった。
Kの笑顔が好きだった。
NineMicrophonesを続ける理由は無くなった。
” Kが作ってくれた遊び場を無くさないでくれ”
“止めるのは誰でもできる”
“出来るのはお前だけだろ”
“お前が逃げるのを見たくはない”
“お前は普通の奴とは違うだろ”
沢山の人が応援してくれた。
ただ、
NineMicrophonesを続ける理由にはならなかった。
やりたいことを思い出した。
A.V.E.S.T projectを始めるきっかけになったこと。
アンプやドラムセットもない貧しい国があって、
やりたくてもバンドができない若者がいる。
そこに必要な物を届けて、
現地に行ってLiveイベントをやって、
ロックスターを夢見る若者に、
手渡しで楽器をプレゼントしたい。
そして、
将来、
世界の第一線で活躍するロックスターが生まれて、
A.V.E.S.T projectに出演してくれたら最高に楽しいだろう。
そんなことを考えている。
皆の力をもう一度貸して欲しい。
未来のためにNineMicrophonesを始めます。
9microphones presents “Fight BacK”を開催します。
日時:2013年9月11日(水)
場所:SHIBUYA O-nest
7/4(木)に出演者を発表します。
両親と会って、
出会いから今までを振り返り、
Kに対する思い、
そして、
NineMicrophonesを始めることを話しました。
また、
音楽レーベルを始めて、
『INTACT Records』 、『MY FIRST STORY』の名前もKが付けてくれたことを話しました。
お母さんが、
『INTACTはね、私がKに教えてあげた言葉なのよ』と話してくれました。
Kは俺に多くの未来を与えてくれた。
いつもありがとう。